ビジネストレンドラボ

ビジネスマンの方に向けたお役立ち情報を発信しております♪

不動産購入時に頭金が多いことのメリット

(イメージ画像)

不動産購入時に頭金を支払う必要がありますが、

支払額はご自身である程度決められることが多いです。

今回、頭金を多く支払うことによってどのようなメリットがあるのか、

まとめて行こうと思います。

<頭金とは>

住宅購入にかかる諸費用は、原則現金で支払うものなので、
その分の現金を準備しておく必要があるのです。
自分の貯蓄などで住宅購入にあてることができる現金を「自己資金」とすると、
「頭金」は自己資金から諸費用を支払った上で物件価額に充当できる部分となります。

<頭金が多いことのメリット>

住宅購入にかかる総額が少なくなる
頭金が多ければ、その分借入金額は少なくてすみます。
借入金額が少ないほど、支払う利息の金額が少なくなり、総額も少なくなるのです。

■3,500万円の物件を購入した場合
※30年返済、金利2.0%(金利は変わらず)で試算

頭金なし→借入額3500万円→住宅ローン総返済額:約4657万円→頭金との合計額:約4657万円
頭金350万円→借入額3150万円→住宅ローン総返済額:約4191万円→頭金との合計額:約4541万円
頭金799万円→借入額2800万円→住宅ローン総返済額:約3726万円→頭金との合計額:約4426万円


金利が低い住宅ローンが利用できる
フラット35では、借入額が購入価額の9割以下(頭金が1割以上)の場合には、
9割超の場合よりも低い金利で借入れができます
民間金融機関でも、頭金が2割以上ある場合にはより多く金利を引き下げてくれるところもあります。
上記の例で、頭金700万円の場合に金利が0.2%低くなり1.8%で借入れしたとすると、
総返済額は約3,626万円。
合計で4,326万円となり、頭金なしの場合との総額の差は約330万円にもなります。


将来の売却や借換えの手続きがスムーズ
将来、その時点の物件価額よりも住宅ローンの残高が多く残っていると、
売却する場合は自分の預貯金で補填しなくてはならない、
あるいは住宅ローンの借換えをしたくても金融機関に断られてしまうということもあります。
当初から借入額が少なければ、残高の減りも早く、そのリスクも小さくなります。

 

頭金が貯まるまで不動産購入は待つべきなのか
頭金は多いほどメリットも大きくなります。

しかし、賃貸住宅に住み、賃料が高ければ、
まとまった頭金を準備するのは難しいというのも現実でしょう。
頭金ができるまで数年待つのか、頭金が十分ではなくとも早めに購入するか、
迷いどころですよね。

賃貸住宅に住む期間が長ければ、その分、支払う賃料が多くなり、
かえって生涯の住居費が増えてしまうことも考えられます。
また、購入が遅くなるほど、住宅ローンの返済期間が短くなり、
返済の負担も大きくなるでしょう。
このようなことから、頭金がなくとも、早めに購入するのも一手です。

(イメージ画像)

 

いかがでしたでしょうか?
今回、不動産購入時の頭金が多いことのメリットについてまとめてみました。
是非、参考にしてみてください。